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農業共済団体が発行している機関誌のご案内です。

2013年10月


10月4週号
【北川村】しあわせユズ 大きくてシワシワ/松崎盛さん

    

しあわせユズを手にする松崎さん


 北川村平久江ノ上地区でユズを栽培する松崎盛さん(79)は、松崎さんが「しあわせユズ」と呼ぶ珍しい品種のユズをただ一人栽培している。
  特徴はその見た目で、サイズは一般的なユズの数倍あり、最大で小玉スイカほどにもなる。表面はデコボコとしたシワ状になっており、シワの数は多いほど良いという。皮が厚く酸味が少ないため、菓子や料理用に向く。
 「25年ほど前に、ユズの改良などで知り合った大学の先生から、原木の保存を目的に譲り受けたのが始まり」と話す松崎さん。2fほどのユズ園の近くでしあわせユズを5eほど栽培する。
 「品種名や性質などの詳しいことはあまり聞いていないが、玉が大きいため、一つの木に残す実は8〜9個が限界」という。
 しあわせユズは県外の業者に出荷しており、今年も12月上旬から収穫が始まる。気温の影響か、収量は少ないものの、品質は例年並だ。「手がかかるため、維持するのは大変だが、できる限り作り続けていきたい」と話してくれた。


(坂本記一)






    
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