本文へスキップ

農業共済団体が発行している機関誌のご案内です。

2014年12月


12月2週号
【佐川町】「新高梨ドレッシング」
        改良重ね支持される味に/土本 誠さん


「子どもが野菜を食べるようになる」と新高梨ドレッシングを手に土本さん
 「野菜嫌いな子供がこのドレッシングだと食べるという話をよくいただきます」と笑顔で話すのは、佐川町黒岩地区でナシ70e、リンゴ50eを栽培している「土本観光果樹園」の土本誠さん(39)。
高校を卒業した後、岩手県の落葉果樹研修所で1年間修行。以来約20年間、毎年試行錯誤しながら果樹栽培を頑張っている。
2012年に新高梨で同果樹園として3度目になる農林水産大臣賞を受賞したことを契機に、新高梨を使ったドレッシングの開発・販売を始めた。
現在、商品化した新高梨ドレッシングは少し甘口だがコクのある「ごまだれ」とノンオイルでヘルシーな「バジル」の2種類。
「ドレッシングは味の改良を重ねていて、今回で4回目の改良になります。たくさんの人に好まれるドレッシングにしたい」と意欲的に話してくれた。
(古津修司)




12月2週号
【大月町】ジネンジョ 輸出にも意欲/笹木 章弘さん

 
ジネンジョを手に笹木さん
 幡多郡大月町内平地区で、こだわりの自然薯を栽培している笹木章弘さん(62)の圃場が収穫のピークを迎えている。
4年前から約20e、3500本ほどを栽培している笹木さん。こだわりポイントは種から。病気のないものを厳選し、切芋で植付ける。
栽培する畝は、シートの材質や砂、土など8種類の組合せを替えて試行錯誤して栽培。1`ほどの丁度良い大きさになるように工夫している。
圃場には草が生えないように管理し、肥料は色々と研究を重ね、「アミノ酸液肥」を1回使用するだけで追肥は行わない。畝の土で締めつけて天然ものに近づけている。
「味も粘りもピカイチ」という笹木さんの自然薯は、福岡の業者に出荷しているが、地元の「道の駅大月」でも販売中。
笹木さんは、ブログやフェイスブックでも情報を発信しており、「息子も手伝ってくれているので、来年は倍の面積に拡大し、今後は東京や海外にも販路を拡げたい」と意欲的だ。
(西尾広幸)

 


■戻る