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農業共済団体が発行している機関誌のご案内です。

2009年11月


11月1週号
【芸西村】色鮮やかなベニアオイ 作りやすさが魅力



▲調整作業をする春田さん。葉を摘み、サイズ分けをして出荷する
 幹、枝、実、すべてが鮮やかな紅色をしているのが特徴のベニアオイ――。芸西村和食の春田浩吉さん(54)は今年、ベニアオイ10eを栽培し、初めての収穫を終えた。
  同村では現在、約10戸の農家が栽培し、生け花用として出荷している。
  「栽培はとても簡単です。マイカ線を張って風害による倒木や裂け木を防ぎ、定期的に消毒を行うだけ。肥料は全く必要ないので、作りやすい。ただ、水はけの悪い土壌では疫病が発生することがあるので、乾いた土地の方が向いていると思う」と春田さん。
  5月初旬に種を植え付け、9月下旬から10月にかけての収穫期には、1本の木から約20本の枝を収穫できるという。
 春田さんは、「今年は天気が良く、量もたくさん採れた。来年からはアイボリーやパープルカラーの品種にも挑戦してみたい」と話している。

(松本)
    
    





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