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農業共済団体が発行している機関誌のご案内です。

2012年 5月


    

5月3週号
【四万十市】イチゴ新品種「おおきみ」 価格は2倍以上

    
    
「オリジナルの箱で出荷しています」と、イチゴハウスで景平さん

 四万十市蕨岡でイチゴの新品種「おおきみ(大妃美)」を栽培している景平俊之さん(41)。大粒で、色はオレンジに近く、他のイチゴよりも甘いのが特長だ。
  景平さんは長年勤めた農政局を退職。昨年からおおきみ栽培(10e)に取り組んでいる。「1粒ずつ品質を確認しながら紙に包む作業は大変ですが、品質保持に欠かせない」と選別する手付きは真剣だ。
  収穫したおおきみは地元のJAはたと大阪中央青果へ出荷され、1`箱の市場平均価格は2400円。一緒に出荷している「さちのか」の倍以上の価格で取引される。
また、大阪に出荷した6割近くは台湾に空輸されているという。「あちらでは1個いくらで売られているでしょうね」と笑う。 
現在、おおきみを栽培しているのは、宿毛市の1戸の農家と景平さんだけだ。このため今後は、「栽培面積を増やしたいし、仲間が増えてくれたらパッケージ代などの経費削減にもなるのですが」と話している。

 (山本秋則)


    
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