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農業共済団体が発行している機関誌のご案内です。

2013年 2月


    

2月3週号
【津野町】生消をつなぐ 双方の声を聞き
     販売額は大幅増/(有)津野町ふるさとセンター


 津野町の新鮮野菜などを毎日トラックで集荷し、高知市内の直販所(2店)・アンテナショップ(1店)や同町の直販所での対面販売に力を入れているのは、有限会社「津野町ふるさとセンター」代表取締役の片岡邦夫さん(58)。旧葉山村時代の集荷システムを活用し、町内の集落ごとに身近な集荷所を26カ所設置している。JAの出荷場に出していた時に比べ労力が軽減できることや、規格外の野菜も販売してもらえることから、農家の生産意欲が高まっている。


   
「コンテナの色で配送先を決めている」と
慌ただしくトラックに積み込む下元さん

 津野町ふるさとセンターでは、同町の各集落にトラック2台を走らせ、毎朝6時45分から8時まで、野菜などを集荷していく。集荷が済むと消費者が待っている同町直販所(風車の駅)や道の駅(布施ヶ坂)、高知市内の直販所「風車のまちの台所=十津・瀬戸店」、南川添のアンテナショプ「満天の星」へ直送する。

 集荷作業と直販所の高知店長を務める下元忠司さん(39)は、「季節の野菜の出荷時期や野菜を丁寧に作る人などがわかるし、対面販売では、お客さんのニーズも直接聞けるし、楽しいですよ」と笑う。「毎月最終日曜日には、日頃の感謝を込めて、満天の星のほうじ茶大福、津野山茶、棚田米などの販売やイベントを実施していますので、是非お越しください」とPRにも力が入る。
直売所「風車の駅」

 出品する農家のメリットは、直販所などに出す野菜などの量や店を自由に決められることや、1日2回、商品の売れ具合などの情報が各店から電話やメールで出荷農家に入る仕組みになっていることだ。
 季節の野菜を毎日出荷している北代安子さん(74)は、「メールのおかげで明日はあの店に何ぼ出そうかと段取りがつくし、やりがいにもつながっています」と野菜作りに自然と力が出るという。

ニンジンの出来具合について話す
北代さんと片岡さん


 代表の片岡さんは、「出品している方は高齢者が多く、小規模で多品目栽培がほとんどです。お客さまに、いつでもお目当ての品物が手に入るよう、露地栽培の他に現在ミニレンタルハウスを提供しています。課題の安定供給につなげていきたい」と話す。
 集荷作業を通じた農家の要望や直販所の対面販売での消費者の生の声を取り入れる。出品者数は、2008年の出品者数40人から12年末には500人(常時出品者150人)に増え、始めたころの販売額は数百万円だったが、昨年度は1億4000万円に増加した。
 正月の4日間以外は、休みもなく、下元さんは集荷のために町を巡り、今日も消費者の待つ直販所へトラックを走らせていく。




   

2月1週号
【北川村】おいしさを広めたい
     シカ肉を加工・販売/ヘルシーミートゆずのむら



商品を手にする浜渦さん
安芸郡北川村でユズ180eを栽培している浜渦賢介さん(59)は、中山間地の活性化を目指し、3年前に「ヘルシーミートゆずのむら」を立ち上げ、シカ肉の加工販売を行っている。
 地元の農家10人が会員となり、タレ付けした生肉とソーセージを、県東部の道の駅(田野駅屋・安芸駅ぢばさん市場)などで販売している。 また、地域のイベントなどにも参加し、試食会や販売を行い、より多くの人にシカ肉の味を知ってもらうことで消費拡大につなげようとPRに励む。
 消費者からも「シカ肉は脂分が少ないき、食べやすい」と好評を得ている。
 いつでも注文に応えられるよう1年を通して販売しており、ソーセージは4本入り500円から購入できる。浜渦さんは、「今後は、高タンパクで低脂肪を売りにした新しい商品を開発していきたい」と意気込む。

(松本健司)




2月2週号
【四万十市】松山市で産直
      地域に活力を/四万十市西土佐地域の外販部会



松山市に向かう中脇会長と
協力員の岡村有人さん
四万十市西土佐地域の外販部会メンバーが、松山市で地元産品の産直販売に取り組んでいる。
 同地域は愛媛県との県境に位置する中山間地域。地産地消を積極的に行っているが、住民の多くは、買い物や病院は愛媛県に行く。「西土佐は、外消地域で、お金が外に出て行くばかり。地産地消は大切だが、過疎化が進み消費力が落ちている中山間地域は尻すぼみになっている。地域外に販路をつくる必要があると思った」と外販部会長の中脇裕美さん(58)は話す。
 松山市に出品している農産物などは全て地元で採れたもの。トマトやレタス、ミョウガなどの野菜のほか、イタドリやゼンマイ、タケノコなどの季節の山菜もある。コロッケ、ケーキ、おはぎ、田舎ずしなどの加工品も販売する。
 「高知市に同じ直販市を出しても、こうは売れない。県内では同じ商品があり、競合するだけ。文化の違う松山で売るから、新鮮味があり買ってもらえる」と中脇会長。 
 消費者の7割は常連で、昨年度の売り上げは約500万円。中脇会長は「各生産者にとって良い小遣い稼ぎとなっている。売れるものを作る、工夫が芽生えてきた」と外販活動が地域活性化の源になっているとみている。

(今城直幸)






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